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ピアズ小話

ピアズ君のとある一日。
ワイバーンタクシー・ワイバーン便経営のピアズ君は今日も飛び回っています。


特別な届け物

今日の一等最初の荷運びは、最も神経を使う種類の荷物だった。
まず、荷運びで気を使うもの1位が生もの、生き物。
その次が、贈り物だ。
ピアズが今日、動線の合理性を無視して真っ先に運んでしまおうと考えたのは、
今日の荷物の中に、その2つの属性を持つ荷物、『贈り物の花束』が含まれていたからだ。

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  • Comment:0SS11:15:35Top

ジャコー小話

暗殺ギルド仲介人ジャコーさんの何もない一日。
裏通りにずっぽし染まっている人は、実は暇なんじゃないか、
と思っています。
(給与のアテがある、組織所属の輩に限る)


何もない日


気持ち良く晴れた日だった。
天は底が抜けるように青くて、
神がちぎった綿の雲は計算されたような割合で蒼穹に撒かれ、
風の乙女が嬲るままに流されていく、平和な光景。

その風は、天だけでなく地にも興味を示してジャコーを正面から撫で、
そのクリーム色の革コートの前を開いたばかりか崩したシャツ襟と、
緩んだネクタイまでもおねだりするように引っ張り、男の足を止めた。
ソフト帽だけは、これも風の神や風乙女の加護で、生半な風では
飛ばないようになっているのだが、つい鍔を押えてしまう癖が出る。

「……風乙女さん、そんなに僕と遊びたいんですか?」

と、正面からそのように吹き付けたならば、当然、顔にも
全面・熱烈キスを浴びせてきていた風に、
うぷ、と思わず目を閉じ顔を背けて嘯く。
同時に、北風は外套を剥ぐことは出来なかったが、
このように足止めをすることはできるのだと証明され、
風という属性も役に立てる場面がある、
自分の属性もそこまで馬鹿にしたものでもないなと勝手に励まされ、
閉じた目を開き「んっ」と顔を上げて、

目尻は下がり気味・優男風味の伊達眼鏡の暗殺仲介人は、
あくまで暢気な雰囲気を崩さず辺りの風景を見回した。

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  • Comment:0SS17:30:00Top
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